“山茶花”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
さざんか89.2%
さざんくわ6.8%
さんさか1.4%
さゞんくわ1.4%
サザンカ1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“山茶花”を含む作品のジャンル比率
自然科学 > 植物学 > 植物学14.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.3%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
蹲の向うの山茶花さざんかの枝から、雀が一羽飛び下りて、蹲の水を飲む。この不思議な雀が純一の結ぼれた舌をほどいた。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
と、窓の内で左京之介の声がした。その時、紅白の山茶花さざんかがポトリと黒土の上へこぼれて、上の障子が細目にく。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鼠色の壁の塀の中央をり抜いた様な感じのするその入口の前の生垣には、山茶花さざんくわが白く咲いて居た。
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
ときに、鶺鴒せきれいこゑがして、火桶ひをけすみあかけれど、山茶花さざんくわかげさびしかつた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
昔の人がこの木に山茶花さんさかの漢名をあてた事があるので、多分それからサザンカの名を生じたのではないかと思う。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
しかるに右の山茶花さんさか山茶さんさは元来ツバキの漢名であるからこれをサザンカに適用するのは全く誤りである。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
と、あゝ、およしなさればいのに、りもののかごに、つてたしぼりの山茶花さゞんくわしろ小菊こぎく突込つツこんで、をかしくつまんだり、えだいたり、飴細工あめざいくではあるまいし……つゐをなすもののひとがらもちやうい。
鳥影 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)