“菅茶山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんちゃざん50.0%
くわんちやざん16.7%
かんさざん16.7%
くわんさざん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菅茶山かんちゃざんの黄葉落陽村舎そんしゃに立ちよって、十四日には便船で兵庫にあがるという叔父の春風からの通知をうけたので、山陽は、前日から大坂の後藤松蔭の宅に泊って、明る朝
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは菅茶山くわんちやざん伊沢澹父いさはたんふと云ふものに与へたものであつて、其中の一通は山陽幽屏問題に解決を与ふるに足る程有力なものであつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
菅茶山かんさざんの詩『客窓一夜聞松籟月暗楠公墓畔村』を想出して、昼と夜とこそ違え同じ感慨を起したことであった。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
菅茶山くわんさざんが言つたやうに、京都は物静かで遊ぶには持つて来いの土地柄だが、とりわけお茶と恋をするには一番よい。)