“茶臼山”の読み方と例文
読み方割合
ちゃうすやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫より外に東京のこの旅館へてて手紙を寄越す人はないはずだがと、不思議に感じたが、差出人は「大阪市天王寺区茶臼山ちゃうすやま町二三奥畑啓三郎」
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
しかし、東南を望めば、天王寺、茶臼山ちゃうすやま高津こうづの宮、下寺町しもてらまちの寺々に至るまで、坦々たんたんたる徳川時代の家並である。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
すげの中からは葦切よしきりの声! と、鉄砲の音がした。猟師が朝駈けをしたのだろう。夏沢岳、天狗岳、中山、丸山、茶臼山ちゃうすやま縞枯岳しまがれだけに横ヶ岳、東の空にそびえている。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)