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茶臼山
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ちゃうすやま
ふりがな文庫
“
茶臼山
(
ちゃうすやま
)” の例文
夫より外に東京のこの旅館へ
宛
(
あ
)
てて手紙を寄越す人はない
筈
(
はず
)
だがと、不思議に感じたが、差出人は「大阪市天王寺区
茶臼山
(
ちゃうすやま
)
町二三奥畑啓三郎」
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
しかし、東南を望めば、天王寺、
茶臼山
(
ちゃうすやま
)
、
高津
(
こうづ
)
の宮、
下寺町
(
しもてらまち
)
の寺々に至るまで、
坦々
(
たんたん
)
たる徳川時代の家並である。
めでたき風景
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
菅
(
すげ
)
の中からは
葦切
(
よしき
)
りの声! と、鉄砲の音がした。猟師が朝駈けをしたのだろう。夏沢岳、天狗岳、中山、丸山、
茶臼山
(
ちゃうすやま
)
、
縞枯岳
(
しまがれだけ
)
に横ヶ岳、東の空にそびえている。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
そこで羽柴秀長の迎えを見、指揮をさずけ終るや、また山を降って黒田村を渡り、観音坂を経て、余吾の東方、
茶臼山
(
ちゃうすやま
)
へかかって、初めて
床几
(
しょうぎ
)
代りの、挟み箱に腰をおろした。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五月二十七日
茶臼山
(
ちゃうすやま
)
、坂口楼泊。
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
それは更級郡の一部、
信里村
(
のぶさとむら
)
の一丘。
茶臼山
(
ちゃうすやま
)
と土地の者の呼んでいる高地である。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
秀吉の進撃と、ここの動きとを、時間的に対比してみると、玄蕃允が陣払いを始めていた頃、ちょうど秀吉は、黒田村から
茶臼山
(
ちゃうすやま
)
へのぼり、挟み箱を床几として、ひと休みしている時分かと思われる。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
臼
常用漢字
中学
部首:⾅
6画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“茶臼山”で始まる語句
茶臼山凱歌陣立