“下寺町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したでらまち66.7%
しもてらまち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
格之助はじめ、人々もこれに従つて刀を投げて、皆脇差わきざしばかりになつた。それから平八郎の黙つて歩くあとに附いて、一同下寺町したでらまちまで出た。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
来る九月廿四日の日曜日午前十時に下寺町したでらまち善慶寺へ御来臨願たく、と云う簡単な文面のものであるが、それが届いた数日後に姉は始めて電話を懸けて来てくわしい話をした。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
しかし、東南を望めば、天王寺、茶臼山ちゃうすやま高津こうづの宮、下寺町しもてらまちの寺々に至るまで、坦々たんたんたる徳川時代の家並である。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)