“下六番町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しもろくばんちやう83.3%
しもろくばんちょう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちうつて三百年さんびやくねんといふ古家ふるいへひとつがこれで、もうひとつが三光社前さんくわうしやまへ一棟ひとむねで、いづれも地震ぢしんにびくともしなかつた下六番町しもろくばんちやう名物めいぶつである。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
けつしてわるくいふのではない、こゑはどうでも、商賣しやうばいみちによつてかしこくなつたので、この初夏しよかも、二人ふたりづれ、苗賣なへうり一組ひとくみが、下六番町しもろくばんちやうとほつて、かど有馬家ありまけ黒塀くろべい
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ともに谷中の瑞輪寺に葬られた。鶴林の女ひさが父の没した翌月二月十九日に秋田県由利ゆり郡松ヶ崎の人楠荘三郎に嫁し現在麹町こうじまち下六番町しもろくばんちょうに住している。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)