“黒塀”の読み方と例文
読み方割合
くろべい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒塀(くろべい)、クレーンと吊(つ)り籠(かご)、ビール工場の高窓、箱詰め器械、それかち貨物駅と、これだけのものは次から次へとつながっているのだ。
地獄街道 (新字新仮名) / 海野十三(著)
一方(いつぱう)が廣庭(ひろには)を圍(かこ)んだ黒板塀(くろいたべい)で、向側(むかうがは)が平家(ひらや)の押潰(おしつぶ)れても、一二尺(いちにしやく)の距離(きより)はあらう、其(そ)の黒塀(くろべい)に眞俯向(まうつむ)けに取(と)り縋(すが)つた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
皆は黒塀(くろべい)の鏡に影法師をうつして、ふしぎそうにのぞきこみました。眼や口や鼻までそっくり見えて、向こうにも同じ生きた子供たちがいるようなんです。
影法師 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)