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向側
ふりがな文庫
“向側”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
むこうがわ
65.5%
むかいがわ
10.9%
むかうがは
9.1%
むかふがは
7.3%
むこうかわ
3.6%
むかうがわ
1.8%
むこう
1.8%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むこうがわ
(逆引き)
寒い時分で、私は仕事机の
傍
(
わき
)
に
紫檀
(
したん
)
の
長火鉢
(
ながひばち
)
を置いていたが、彼女はその
向側
(
むこうがわ
)
に
行儀
(
ぎょうぎ
)
よく坐って、両手の指を火鉢の
縁
(
ふち
)
へかけている。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
向側(むこうがわ)の例文をもっと
(36作品)
見る
むかいがわ
(逆引き)
中にも、長椅子に横わっている龍ちゃんと、丁度僕の
向側
(
むかいがわ
)
に腰かけている鞠子さんの服装が、闇をぼかして、薄白く浮上って来た。
悪霊
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
向側(むかいがわ)の例文をもっと
(6作品)
見る
むかうがは
(逆引き)
一方
(
いつぱう
)
が
廣庭
(
ひろには
)
を
圍
(
かこ
)
んだ
黒板塀
(
くろいたべい
)
で、
向側
(
むかうがは
)
が
平家
(
ひらや
)
の
押潰
(
おしつぶ
)
れても、
一二尺
(
いちにしやく
)
の
距離
(
きより
)
はあらう、
其
(
そ
)
の
黒塀
(
くろべい
)
に
眞俯向
(
まうつむ
)
けに
取
(
と
)
り
縋
(
すが
)
つた。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
向側(むかうがは)の例文をもっと
(5作品)
見る
▼ すべて表示
むかふがは
(逆引き)
何
(
ど
)
うしても、ありや
萬里
(
ばんり
)
の
長城
(
ちやうじやう
)
の
向側
(
むかふがは
)
にゐるべき
人物
(
じんぶつ
)
ですよ。さうしてゴビの
沙漠
(
さばく
)
の
中
(
なか
)
で
金剛石
(
ダイヤモンド
)
でも
搜
(
さが
)
してゐれば
可
(
い
)
いんです
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
向側(むかふがは)の例文をもっと
(4作品)
見る
むこうかわ
(逆引き)
ふと気がつくと、二人の客の
話声
(
はなしごえ
)
がいつの間にかやんで、その代りに、調子の違った二通りの
鼾
(
いびき
)
の
音
(
ね
)
が、部屋の
向側
(
むこうかわ
)
から響いていました。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
向側(むこうかわ)の例文をもっと
(2作品)
見る
むかうがわ
(逆引き)
玄関は
向側
(
むかうがわ
)
にあって細長い島の庭を
見下
(
みおろ
)
している、二人の訪問者は低い
檐
(
やぐら
)
の下に、ほとんど家の三方を縁どっている
小径
(
こみち
)
について廻って行ったのである。
サレーダイン公爵の罪業
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
向側(むかうがわ)の例文をもっと
(1作品)
見る
むこう
(逆引き)
しかし女が捻らない先に鉄の取手がガチャリと鳴って扉が
向側
(
むこう
)
から押し開らいた。女は二、三歩よろめいた。その鼻先へ突き出されたものは自動拳銃の
銃口
(
つつさき
)
である。女はまたもよろめいた。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
向側(むこう)の例文をもっと
(1作品)
見る
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
側
常用漢字
小4
部首:⼈
11画
“向”で始まる語句
向
向日葵
向島
向後
向脛
向背
向直
向合
向柳原
向山
検索の候補
御側向
“向側”のふりがなが多い著者
夏目漱石
下村湖人
ギルバート・キース・チェスタートン
江戸川乱歩
永井荷風
泉鏡太郎
森鴎外
三遊亭円朝
福沢諭吉
泉鏡花