“銃口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つつぐち57.6%
じゅうこう21.2%
つつさき9.1%
すぐち9.1%
つつ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銃口つつぐちわたくしの胸の処へ向きましたものでございますから、飛上って旦那様、目もくらみながらお辞儀をいたしますると、奥様のお声で
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
白木は窓のところに立ち、カーテンの蔭から、例のステッキに似せた軽機銃の銃口じゅうこう窓外そうがいにさし向けたまま、石のように硬くなっていた。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あの銃口つつさきに提灯の疑問が破られて、同時に、市民の迷信が解かれるのだと、兵馬は頼もしく思って固唾かたずを飲みました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
にじり上がりの屏風の端から、鉄砲の銃口すぐちをヌッと突き出して、毛の生えたひきがえるのような石松が、目を光らしてねらっております。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その機関銃の銃口つつが、警官たちの胸元をねらった。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)