“覘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねら68.3%
のぞ14.0%
うかが9.5%
ねらい3.3%
うかゞ1.6%
ねらひ1.2%
ねろ0.8%
うかご0.4%
にら0.4%
ノゾ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼくおもふに、いつたい僕等ぼくら日本人にほんじん麻雀マージヤンあそかた神經質しんけいしつぎる。あるひ末梢的まつせうてきぎる。勿論もちろんあらそひ、とらへ、相手あひてねら勝負事しようぶごとだ。
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
もの優しく肩が動くと、その蝋の火が、件の絵襖の穴をのぞく……その火が、洋燈ランプしんの中へ、𤏋ぱっと入って、一つになったようだった。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なおも息を殺して怪しい女客の様子をうかがっていると驚いた。彼女の表情はみるみる変って、その顔は恐ろしく物凄くなって来た。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
今までにどこか罪な想像をたくましくしたというましさもあり、まためんと向ってすぐとは云いにくい皮肉なねらいを付けた自覚もあるので
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
右京殿が御下城の折に駕籠訴を致しましたのは、料理店立花屋源太郎でございます。さて源太郎は隙をうかゞって右手めてに願書を捧げ
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
三四郎はそれを見当にねらひを付けた。——舞台のはじに立つた与次郎から一直線に二三げん隔てゝ美禰子の横顔よこがほが見えた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
前にも一度、兵馬はこの家をねろうて、それがために御金蔵破りの嫌疑をこうむって、獄中に繋がれた苦い経験を思い出さないわけにはゆきません。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
さてその分身たる河童小僧が、ミヅシ、メドチ、シンツチ等のを保続して肛門をうかごうたり、町婦を姙ませたり、荷馬を弱らせたりし居ると判る。
その老人に見聞した事件を洗いざらい物語ってゆくうち、かの老人はニッケル貨幣に強い磁気のあることを発見して、これは怪しいとにらむ。
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
神のいはりをノゾくよしもが
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)