“号”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方(ふりがな)割合
さけ27.5%
15.7%
ごう13.7%
がう7.8%
わめ5.9%
しるし3.9%
なづ3.9%
ナヅ3.9%
ナノ3.9%
2.0%
(他:6)11.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“号”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]53.3%
歴史 > 伝記 > 個人伝記(児童)22.2%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗習慣・民俗学・民族学13.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
啊呀あなやと貫一のさけぶ時、いしくも彼は跂起はねおきざまに突来るきつさきあやふはづして、
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
今度は黒雲のはじを踏み鳴らして「肉をくらえ」と神がさけぶと「肉を食え! 肉を食え!」と犬共も一度にえ立てる。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
田舎にては蛇塚とづけて、往々ある事とぞとありてその図を出だし、わたり高さ共に一尺六、七寸と附記す(第一図)。
妻は病牀にし児はうえくとうたった梅田雲浜うめだうんぴんの貧乏は一通りのものではなかった。
志士と経済 (新字新仮名) / 服部之総(著)
あざなは、景濂けいれんそのせん金華きんか潜渓せんけいの人なるを以て潜渓せんけいごうす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
俗に行悩ゆきなやみの咎人とがにんある時は、本城ほんじょう伊勢いせ安濃津あのつ差送さしおくるとごう
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
「さうなんだ。ぼくはその番がうを一目とき直感的ちよくかんてきにさうおもつたね。」
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
「……七十五がうだい一、五がつくのなんて半とこがなくて馬𢈘ばかにいいよ。」
(旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
咄嗟とつさおくれを天に叫び、地にわめき、流にもだえ、巌に狂へる貫一は、血走るまなこに水を射て
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
左様ならと清吉は自己おのが仕事におもむきける、後はひとりで物思ひ、戸外おもてでは無心の児童こども達が独楽戦こまあての遊びに声〻喧しく、一人殺しぢや二人殺しぢや、醜態ざまを見よかたきをとつたぞとわめきちらす。
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
イエスをわたす者かれらにしるしをなしてひけるは我が接吻くちづけする者はそれなり之をとらへよ。
接吻 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
「そうだわ。此処に何かしるしがあるんじゃないの。これはまた妙ね」
リギ山上の一夜 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
『藤原温泉記行』の著者が「布引山より大烏帽子山へ掛る処に雪の絶ざるところ有と、土人万年雪となづく。外にもヶ様の処ありといふ」と書いたのも謂なしとはいえない。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「また寛永十八年に今の朱雀野へ移さる、島原となづくることは、その昔、肥前の島原に天草四郎といふもの一揆を起し動乱に及ぶ時、この里も此処ここに移され騒がしかりければ、世の人、島原と異名をつけしより、遂に此処の名とせり」
故に俗人古より今に至る迄ナヅけて黄泉ヨミの阪黄泉ヨミの穴と言へり。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
漸次之ニグ者、則チ曰ク大磯屋、曰ク勝松葉、曰ク湊屋、曰ク林屋、曰ク新常磐屋、曰ク吉野屋、曰ク伊住屋、曰ク武蔵屋、曰ク新丸屋、曰ク吉田屋等極メテ美ナリ。自余コノホカ或ハ小店ト称シ、或ハ五軒トナヅケ、或ハ局ト呼ブ者ノ若キハ曾テ算フルニ遑アラズ。(中略)且又茶屋ハ梅本、家満喜、岩村等ト曰フモノ大ニ優ル。
上野 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
大山祇おおやまつみ神の女等、磐長いわなが姫とナノり、オトは、木華開耶このはなさくや姫とナノる。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
天孫又問ひて曰はく、「其秀起カノホダたる浪の穂の上に、八尋殿てゝ、手玉タダマもゆらにハタ少女ヲトメは、是誰が女子ムスメぞ。」答へて曰はく、「大山祇神の女等、は磐長姫とナノり、オトは、木華開耶姫とナノる。」……(日本紀一書)
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
喜田川守貞きたがわもりさだの『近世風俗志』に「首筋に白粉ぬること一本足とつて、際立きわだたす」といい、また特に遊女、町芸者の白粉について「くびきわめて濃粧す」といっている。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)
はためきおらび、たちまち悪獣のえさに跳るがごとく突き寄らんとするや、若僧は怪しく叫びて谷に下れる森林の中に身を退すさり、妙念これにつづきて二者の姿見えずなる。
道成寺(一幕劇) (新字新仮名) / 郡虎彦(著)
たとへば(これ)がよこの(はち)の向合むかひあつて、みづうみなかばりやうしてうか
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
数年ののち、いずこにも籍を置かぬ一そうの冒険船が、滝太郎を乗せて、拓お兼が乗組んで、大洋の波にうかんだ時は、必ずこの黒百合をもって船になずけるのであろう。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こゝに至れば詩歌なく、景色なく、いづれわれ、何を彼と見分るすべなきなり、之を冥交と曰ひ、契合ともなづくるなれ。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
むかしむかし棄老国とばれたる国ありて、其国そこに住めるものは、自己おの父母ちちははの老い衰へて物の役にも立たずなれば、老人としよりは国の費えなりとて遠き山の奥野の末なんどに駆りつるを恒例つねとし、また一国の常法おきてとなしゐけるが、ここに一人の孝心深き大臣ありけり。
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
准南子えなんじニ曰ク「養由基ヨウユウキ楊葉ヨウヨウヲ射ル、百発百中、恭王キョウオウ猟シテ白猿ヲ見ル、樹ヲメグッテヲ避ク、王、由基ニ命ジ之ヲ射シム、由基始メ弓ヲ調ベ矢ヲム、猿スナワチ樹ヲ抱イテサケブ」
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)