“船脚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふなあし90.5%
せんきゃく9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いさみに勇む第十三潜水戦隊は、その日から船脚ふなあしに鞭うって、東南東の海面へ進撃してゆきました、いよいよ×国は近くなる一方です。
太平洋雷撃戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
船は時にその腹に汚水や糞尿を船脚ふなあしの重くなるまで満喫する代りには時に淫蕩いんとうな男女の秘密を載せて軽々と浮く様な性質のものであつた。
水に沈むロメオとユリヤ (新字旧仮名) / 神西清(著)
そのために船脚せんきゃくはおそいが、方々へ寄港する他の汽船よりもこのモンパパ号の方が結局二日ばかり早く目的地へつくことになっていた。
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
船体を黄色にぬったルゾン号は、いまそのうねりをぬって、西へ西へ船脚せんきゃくをはやめていく。ルゾン号はエバン船長の指揮によって、ルアーブル港を出、ふたたび大西洋上に乗りだしたのである。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)