“淫蕩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんとう89.3%
いんたう5.4%
みだら3.6%
いたずら1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
淫蕩いんとうであり、クリストフをいやがらせまた面白がらせる無邪気な利己心をそなえていたし、約言すれば、友だちにたいしてではないが
贅澤と淫蕩いんたうとの中に住んでゐた人間達の生活が、人殺しといふ、一番露骨で決定的で、殘忍な事件に直面したために、銘々が自分自身の保護のために
その淫蕩みだらがましいまなこが生き返つて爛々と輝やき出したかと思ふと、忽ちのあひだに、黒いごはごはした口髭が現はれて
それは、益満への、思慕の心からでなく、自分が、人並よりも、淫蕩いたずら娘ではないかしら、という、疑いからであった。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)