“暗号”のいろいろな読み方と例文
旧字:暗號
読み方割合
あいず61.5%
あんごう23.1%
めじるし7.7%
コード7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暗号あいずが出来ると、いつも奥様がおっしゃるもんだから、——卓子さん(卓をたたく)殊にお前さんは三ツ脚で、狐狗狸こっくりさん、そのままだもの。
紅玉 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのときすでに研究けんきゅうは、九どおりできあがっていたんだ。その大体だいたいのことは、浮浪者ふろうしゃがもちげしたノートに、暗号あんごうをつかって書いてある。
これはね、みんな仲間の者が、道中の暗号めじるしだよ。中にゃあ今真盛まっさかりな商売人のもあるが、ほらここにこの四角な印をつけてあるのが、私が行ってこれから逢おうという人だ、もと海軍に居た将官たいしょうだね。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)