“符号”のいろいろな読み方と例文
旧字:符號
読み方割合
ふごう47.1%
しるし23.5%
マーク17.6%
シンボル11.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると三行目から四行目にうつるところで、マイナスとあるべき符号ふごうが、プラスになっているのを発見したのである。
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
こう妙に胸に響くような心地こころもちがしましてね——それはこのほんにも符号しるしをつけて置きましたが——それから知己しるべうちに越しましても、時々読んでいました。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「ぢや成るべくすこしに仕様ぢやないか」とことわつて置いて、符号マークけてある所丈を見た。代助は其書物の梗概さへ聞く勇気がなかつた。相談を受けた部分にも曖昧あいまいな所は沢山あつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかも此貧しい/\幼児の読書が、要するに、今の私の全き知識の萌芽でもあり、全き仕事の符号シンボルでもある。