“しるし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シルシ
語句割合
20.8%
9.8%
9.6%
8.3%
7.4%
5.7%
首級5.1%
記号3.0%
2.1%
効験1.5%
1.5%
1.3%
1.3%
休徴1.1%
記念1.1%
象徴1.1%
表示0.8%
0.8%
符号0.8%
徴候0.8%
証拠0.8%
0.6%
0.6%
徽章0.6%
記章0.6%
印記0.4%
0.4%
墓標0.4%
標識0.4%
目標0.4%
表徴0.4%
表章0.4%
記印0.4%
證據0.4%
0.4%
0.4%
効果0.2%
徴號0.2%
啓示0.2%
徽號0.2%
0.2%
符牒0.2%
体徴0.2%
0.2%
0.2%
0.2%
兆候0.2%
前兆0.2%
功驗0.2%
効驗0.2%
商標0.2%
墓石0.2%
実効0.2%
実証0.2%
徴号0.2%
応現0.2%
提灯0.2%
0.2%
旗幟0.2%
標印0.2%
標幟0.2%
標本0.2%
標札0.2%
標示0.2%
標章0.2%
焼印0.2%
特徴0.2%
現象0.2%
瑞兆0.2%
甲状腺0.2%
0.2%
石碑0.2%
0.2%
結納0.2%
花判0.2%
號衣0.2%
表象0.2%
記標0.2%
記號0.2%
記載0.2%
証跡0.2%
證徴0.2%
0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「彫れますかな? 本式の親分になるに。……そしたら、僕も、やっぱり、龍を彫ります。そして、百合の花をに握らせますよ」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
結局翼なくても飛ぶと讃えてこれを省いたと、蛇や蜥蜴に似ながら飛行自在なるに翼を添えたと趣は異にして、その意は一なりだ。
ろに眼を開きたる梅子の視線は、いつしか机上に開展されたる赤紙の第三面に落ちて、父が墨もて円くせる雑報の上をたどるめり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「侍医の百計も、がないと御意遊ばすなら、いま金城に住居すると聞く華陀をお召しになってごらんなさい。華陀は天下の名医です」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの古き大津絵がなく美しいのは、救いが果されているではないか。美しい大津絵の凡ては、自然の力の恵みを受けているのである。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
それは貞節の神秘なで、バルバロッサをしてイコニオムの発掘の中に見い出されたディアナに恋せしめたところのものである。
丘では、追々とひきあげて来る人々が、各〻て来た敵の首級を、藤吉郎の床几の前にならべ合って、血のさかもりにどよめいていた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この「磐井」「盛岡」の地図の表は山の記号で埋まっている。この山と山の重なっている中には、どのような寂莫な、神秘がされているだろう。
遠野へ (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
「拙者は竹腰藤九郎でござる、お頂戴して、先君道三入道殿修羅妄執を晴らす存念でござる」
赤い土の壺 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
雨乞いの祈祷はの刻(午前十時)を過ぎても何の効験も見えなかった。壇のまわりには北面の侍どもが弓矢をとって物々しく控えていた。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
清葉とお孝の名をにした納手拭の、一つは白く、一つは青く、春風ながら秋の野にの裏葉のる、寂しき色にでてぐを見つつ、去るに忍びぬ風情であった。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かれ曙立の王にせて、うけひ白さしむらく一〇、「この大神を拜むによりて、あらば、このの池一一の樹に住める鷺を、うけひ落ちよ」
椰子の葉は勝利の、中空高く、梢の敷桁となつて、光明の中に搖動きつつ廣がり、しかも其自由の重みに項垂れる。
椰子の樹 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
隠微たるに鑒給まう神様よ。どうぞどうぞ聖名めさせ給え。み休徴を地上にあらわし給え…………
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
今の私の法悦はるものもありません。そうです、お礼に参籠した今宵を記念として、ただ今からは御告命の二字をいただいて、善信と名乗ることにいたしまする。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
佐保子昨日までに変つての兄弟からまれて孤独になつた象徴であるらしいと台所で女中に云つて聞かせたりもおさんはなさいました。
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
つまり、親愛な黄色——アレキサンドライトの方が吉で、紅玉の血は勿論凶なのでございます。そして、この二つを諾否の表示にして、どっちかを
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
痩せた、透徹るほど蒼白い、鼻筋の見事に通つた、険のある眼の心持吊つた——左褄とつた昔を忍ばせる細面の小造だけにと若く見えるが、四十を越したは額の小皺に争はれない。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
今日出る前に上に並んだ炭に一々符号を附けて置いたので御座います。それがどうでしょう、今見ると符号を附けた佐倉が四個そっくり無くなっているので御座います。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
したがって、文字を解することは、かえって生命力衰退の徴候としてけられた。悟浄が日ごろ憂鬱なのも、畢竟が文字を解するために違いないと、妖怪どもの間では思われておった。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
やがて内衣嚢から名刺入れを出して、その中の一枚を自分で来たという証拠に折り曲げて、女の前の丸卓子の上に載せた。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ぢやが、海苔煎餅の袋にも、贈物は心すべきぢや。すぐに其は対手に向ふ、当方の心持相成る。……将軍家へ無心とあれば、都鳥一羽も、城一つも同じ道理ぢや。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
介抱したがあって漸々気がついても悦ばしゅうございますが、決して心配をなさいますなよ
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
爾来竜頭アサーと呼ばれた。これ英国で竜を皇旗とする始まりで、先皇エドワード七世が竜を皇太子の徽章と定めた。
れば是さへ喜びて忽地心地は能く成けり忠兵衞結納へる中に其日は暮行明日に品々を釣臺積登せ我家の記章染拔たる大紋付の半纒
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
不幸なる猶太教徒の皆負へるカイン(亞當の子)が印記は、一つとしてその面にれたるを見ざりき。又その詞さへその聲さへ、猶太の民にあるまじきものなり。ベルナルドオよ。
「そうだわ。此処に何かがあるんじゃないの。これはまた妙ね」
リギ山上の一夜 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
……に、お石碑の註文をうけて、内匠頭様のお墓標を彫っているってえと、彫っているうちに、殿様のお心だの、瑤泉院様のお気もちだの、又、赤穂藩の大勢様が
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
舳に金色に光つてゐる標識が附いてゐるからの名である。シツペの持舟にこれ程の舟が無いばかりでは無い、テルモンド市のあらゆる舟の中でも、これ程立派で丈夫な舟は無い。
言い訳なさに万年橋へ目標を残して身を投げて死んだろうかと云うのは、此方の鑒定だよ
「そのの一眼は、愛染明王の淫眼といって、ことに意味深い表徴になっている」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
弦月丸萬里波濤して、名高地中海紅海印度洋等難所らんとする首途に、滊船安全航行表章となるべき白色檣燈微塵けて、燈光え、同時
紺とはいえど汗にめ風にりて異な色になりし上、幾たびか洗いがれたるためそれとしも見えず、記印の字さえげとなりし絆纏を着て、補綴のあたりし古股引をはきたる男の
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
私欲ならざりける證據は、家に餘財のつめる物少なく、殘す誹りの夫れだけは施しける徳も、なりけるが多かりしかば、我れぞ其露にとぬれ色みする人すらなくて、醜名ながく止まる奧庭の古池に
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
紋章の発達については沼田頼輔氏の有益な研究があって、はなはだ明らかであるが、幾何学的の図形を用いて家のとしたこと、ずいぶん芸術的な仕方であった。
芸術と数学及び科学 (新字新仮名) / 三上義夫(著)
村長の像ならば村費をもって記念像を作る議が可決されているし、地主ならば彼自らが自らの人徳を後世の村民にすためのとして、費用を惜まずれの像を建設して置きたい望みを洩らしている。
ゼーロン (新字新仮名) / 牧野信一(著)
二つ戸口のこの宿にいることの効果
ルバイヤート (新字新仮名) / オマル・ハイヤーム(著)
世に生れて来た効果に何があるか?
ルバイヤート (新字新仮名) / オマル・ハイヤーム(著)
即ちこれらのもの己をもてあたかもミノスのが死のさを覺えし時に造れるごとき徴號を二つ天につくり 一三—一五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かくてかの徴號、いよ/\つよく目を燃やしつゝ、我をながく驚異のうちにとめおかじとて、答ふらく 八五—八七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
女1 恐しいことでございますわね、今日も、また何か縁起の悪い啓示が空にあらわれたと云っていますから、充分に気を付けないと、いつどんなことが起るかも分りませんわ。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
……御覧なさい! 鮮かな緑の竹の葉を通して、輝かしい僕達の太陽が恵みの光を投げかけているではありませんか!……あれこそは偽りのない神の祝福の啓示です。僕達は祝福されているのです。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
たゞ彼等各〻色も徽號もとり/″\なる一のを頸に懸けまたこれによりてその目を養ふに似たるを認めき —五七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
こゝにひとり白き小袋に空色の孕める豚を徽號とせる者我にいひけるは、汝このの中に何を爲すや 六四—六六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かれここに邇藝速日の命三八まゐきて、天つ神の御子にまをさく、「天つ神の御子天降りましぬと聞きしかば、追ひてまゐ降り來つ」とまをして、天つ三九を獻りて仕へまつりき。
日浮びてを重ね、雲散りてまず。を連ね穗をはすすことを絶たず、を列ね、を重ぬるに空しき月無し。名は文命よりも高く、徳は天乙にれりと謂ひつべし。
「金子を転々と埋め変えて、そのつど符牒をつけたのが、ほかならぬ吉田武左衛門なのだよ。……の門下の中にあっても、信用のおける人物であった」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「目的の地も近くなった。京丸の地はもう間近だ」いいいい老儒者は綴じ紙の面に描かれてある細密の地図のその一所に記されてある牡丹符牒へ眼を注いだ。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
これは神様が娘のレミヤを生涯独身で暮させようとし召す体徴ではあるまいか……というような取越苦労が、次から次に湧いて来るので
霊感! (新字新仮名) / 夢野久作(著)
さあ、嘘でない一献差すから、その積で受けてもらはう
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
我は共に坐すること二時間ばかりなりしに、舟人は急に我を呼びて歸途に就かんことを促せり。こは颶風ありて、岸區とヱネチアとの間なる波は、最早小舟を危うするに足るが故なりと云へり。
私事人々の手前も有之候故ばかりに医者にも掛り候へども、もとより薬などは飲みも致さず、打捨申候
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「五郎の手簡など、見るまでもない。木曾の変心は、事実だろう。彼といい、梅雪入道といい、近年、いぶかしい兆候はいくらもあった。——叔父御、御苦労ながら、また御出陣ください。勝頼も参りますれば」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その男は余程の御幣かつぎとみえて、その日の新聞紙の上にくもが一ぴきとまつてゐるのを見て、気にかゝつてならないから、幸運か悪運か、どつちの前兆なのか
ぶ物から功驗しもあらずして次第漸次り行き昨今にては到底此世の人には非じと醫師も云ひ吾儕共も思ひますれば節角お娘御を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さぬやう可笑もあらぬことにまで笑ひめ居たりしが兎角藥の効驗もなく夏も秋も過てはや其年もになりけれども一向にも見えずて居ることに一年餘りに成ければ路用へとてもお花が所持せし百兩は惡漢に奪ひ取れ友次郎がし百兩も岡山を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
今は竹の皮づつみにして汽車の窓に売子出でて旅客にぐ、不思議の商標つけたるが何某屋なり。
一景話題 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「オオ、袖ヶ浦のにのぞんで、兄上のお墓石が見えるわ……」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これも指導役のおさんからえられて、っているに、神様からかるせてやりました。御存じのり、はつまり徴号なのでございまして……。
すると、何となく、『よろしい‼』というような一種の応現というのか確信というのか私にはよく解らないが、ある瞬間が私のうちに来るのです。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
提灯を持っているほうは、海部同心の安井民右衛門土岐鉄馬のふたり。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
樣子あつて云ひかはせし、夫の名は申されぬが、わたし故に騷動起り、その場へ立合ひ手疵を負ひ、一旦本復あつたれど、この頃はしきりに痛み、いろ/\介抱盡せどもなく、立寄るも旅の空
近松半二の死 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
いやまぎれない菊水の旗幟がすぐわかった。で、正季たちは、ふもとの西国街道で駒をおりて待っていた。——近くにある築土は、水無瀬ノ宮のらしく「伊勢物語」に
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とすれば、米を喰いつづけて生きた標印を、木牌一つに残したく思う祈願は人人から消えぬだろう。
左様何人か罪の悩をかぬ心をつでせうか」と篠田は飛び行く小鳥の影を見送りつゝ「けれど、悩はやがて慰に進む勝利の標幟ではないでせうか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
千度乙女の恋を試み、千度乙女に成功した、俺は云う! 乙女は弱く果敢いものの世にまたとなき標本と! (女子を見て)弱き乙女のお前の心も、これで三度試みた。
レモンの花の咲く丘へ (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
の板に「大勘」と書いて、表に打ってある標札をたしかめながら——実は海部代官所で所も内状も調べてきてはいるのだが——どこまでも不案内の渡り者らしく装って
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて、心着くと標示萌黄で、この電車は浅草行。
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その、燃えるような緑の髪も、惨苦と迫害の標章でのうて、なんであろう。そもじは、ネルチンスクの銅山にまで流れていき、髪にそのような、中毒が現われるまで、つらい勤めを続けたのであろう。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「他にどこか、これという特徴があったか」
賈后と小吏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
いっそ不景気の現象ですと、茶屋奉公の昔から、胸間に欝積した金玉の名論を洪水の如く噴出されて、貞之進はそうかそうかとただ点頭いて居たが、それでも小歌という好児が御在ますと
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
以為らくまさに隣国嬪嬙を貢する者あるべし、明年姚興果して来り女を献ず〉すなわち白兎は色皙の別嬪が来る瑞兆で、孝子の所へも来る由見え
ただ、濃い眉、ふとい鼻ばしら、嬰児大もある男性甲状腺——それだけは母のものではない、いて血液の先をたずねれば、大曾祖父源義家のあらわれかもしれない。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これを見ればまづ二三こゝにをりてまづ求食、さてをのこしてある処のとす、俚言にこれを代見立といふ。雁のかくするは友鳥ひきたりて、かれにも求食せんとて也。
尖つた三角型の洒落た石で、舞妓の振袖にも包まれさうな小さな石碑である。
世の何處とも知らざれば、き人のにも萬代かけし小松殿内府の墳墓、見上ぐるばかりの石の面に彫り刻みたる淨蓮大禪門の五字、金泥ひし如く猶ほなり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
これらの相談中に日本とかあるいは欧米の風俗のように幾許かの結納を納めて、そうして財産はどれだけ持って来るとか、あるいは何箇の荷物を贈るというような事は決してやらないです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「いえいえ、小馬田のご領内に住むただの使い屋にすぎません。ほかにも御用をおびて、あちこち駈けずり廻っている者。お花判をいただいたら、さっそくこれでお別れを」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
法皇の禁軍號衣を着たる、く美しき士官は我手を握りぬ。人々さま/″\の事を問ふに、我は臆することなく答へつ。その詞に、人々或は譽めそやし、或は高く笑ひぬ。
汝の言葉はみな我にとりて愛のなつかしき表象なり 二五—二七
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そのほかはすべて雨ざらしで鳥や獣に食われるのだろう、手や足がちぎれていたり、また記標に取られたか、首さえもないのが多い。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
イエルサレムメの跛者の善は一のにてされ、一のはその惡の記號となりて見ゆべし 一二七—一二九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
裏返してたる帳面一册ありき見るにが日々の容體大小便の度數迄委敷記載てありしとてち是へ差出せりて披き見るに其の深切に認め有事此一條を以ても菊が姑を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
これは疑いもない向う鉢巻を致しました証跡で……つまり丁半や花札を引きまする場合には、男でも鬢の乱れを止めるために幅広う鉢巻を致しまする者が多いので
目覺めたと云ふ證徴を持つた樣な新らしい仕事は一とつとして出來上つてはゐなかつた。
木乃伊の口紅 (旧字旧仮名) / 田村俊子(著)
四歳のときにひどく海を嫌ったのがそのをなしたとでも云うのかもしれない。
海水浴 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)