“項垂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うなだ97.7%
うなた2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父親にこう云われても、啓太郎は相変らず黙って項垂うなだれたまゝ折々思い出したように、涙の塊をぽたり、ぽたりと畳へ落して居た。
小さな王国 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
主人は項垂うなだれて聞いてゐたが、己の詞が尽きると頭を挙げた。そしてかう云つた。お前の礼儀を厚うした返事を聞いて満足に思ふ。
復讐 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
頭は何時ともなく項垂うなたれて来ました。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)