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『小さな王国』
ふりがな文庫
『
小さな王国
(
ちいさなおうこく
)
』
貝島昌吉がG県のM市の小学校へ転任したのは、今から二年ばかり前、ちょうど彼が三十六歳の時である。彼は純粋の江戸っ児で、生れは浅草の聖天町であるが、舊幕時代の漢学者であった父の遺伝を受けたものか、幼い頃から学問が好きであった為めに、とう/\一 …
著者
谷崎潤一郎
初出
「中外」1918(大正7)年8月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約48分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
入
(
しお
)
先
(
さっき
)
例
(
いつ
)
質
(
たゞ
)
私
(
ひそ
)
怡々
(
いゝ
)
先達
(
せんだって
)
咳
(
しわぶき
)
囲繞
(
いじょう
)
銭
(
あし
)
撓
(
しな
)
一
(
ひ
)
札
(
さつ
)
赤児
(
あかんぼ
)
彼処
(
あすこ
)
凭
(
よ
)
浴
(
あび
)
云付
(
いつ
)
瞋
(
いか
)
眼瞬
(
まばた
)
懼
(
おそ
)
端倪
(
たんげい
)
触
(
さわ
)
賺
(
すか
)
辺
(
あたり
)
項垂
(
うなだ
)
頑是
(
がんぜ
)
煩
(
わずら
)
汀
(
みぎわ
)
欹
(
そばだ
)
戒飭
(
かいちょく
)
慴服
(
しょうふく
)
悪戯
(
いたずら
)
恃
(
たの
)
忸怩
(
じくじ
)
家
(
うち
)
嘉
(
よみ
)
仮病
(
けびょう
)
一度
(
ひとたび
)