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端倪
ふりがな文庫
“端倪”の読み方と例文
読み方
割合
たんげい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たんげい
(逆引き)
「とにかく、正面を見ただけでは、
解
(
わか
)
り
難
(
にく
)
い人だ。柔和かと思えば剛毅、無策かと思えば遠謀家。あの隠居だけは、
端倪
(
たんげい
)
できぬ」
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
絢爛
(
けんらん
)
たる才気と洗錬された趣味と該博な知識とを
有
(
も
)
った・
端倪
(
たんげい
)
すべからざる才人だった。しかも彼は何を為したか? 何事をもしなかった。
光と風と夢
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
この受身の形は対象に統一を与える判断力を養っている準備期であるから、力が満ちれば
端倪
(
たんげい
)
すべからざる黒雲を
捲
(
ま
)
き起す。
厨房日記
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
端倪(たんげい)の例文をもっと
(37作品)
見る
“端倪”の意味
《名詞》
端倪(たんげい)
事の本末終始。かぎり。はて。
(多くは成句「端倪すべからず」の形で)はかり知ること。推しはかること。
(出典:Wiktionary)
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
倪
漢検1級
部首:⼈
10画
“端”で始まる語句
端
端折
端書
端緒
端唄
端然
端近
端々
端居
端艇
“端倪”のふりがなが多い著者
谷譲次
林不忘
吉川英治
佐々木邦
久生十蘭
蒲原有明
中島敦
谷崎潤一郎
神西清
平林初之輔