“嘉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よみ72.5%
13.0%
5.8%
よろこ2.9%
うれ1.4%
かあ1.4%
たのし1.4%
1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熱心は敬服すべきである。精神はよみすべきである。その善意的なるもまた多とすべきである。あるにもかかわらず学生は迷惑である。
作物の批評 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そんな人間関係を、人間同士の乾いたつながりを、ぼくはしとするんですがねえ。たとえば水族館に行くとします。
凡人凡語 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
されど、天、宗匠にするに稀有けうの寿命をもってしたれば、なかりしも、もし宗匠にして短命なりせば、いつの日誰によってかこれを
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
燈に丁字頭ちょうじがしらが立つと銭を儲けるとて拝し、かささぎさわげば行人至るとて餌をやり、蜘蛛が集まれば百事よろこぶとてこれを放つ、ずいは宝なり、信なり。
汝また、うらみともせず、よく魏の急に駈けつけて、しかもすでに孟達の叛逆をそのに打つ。——もし汝の起つなかりせば、魏の両京は一時にやぶれ去ったかもしれぬ。うれしく思うぞ
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
川端のかあちゃんは甲種合格だってね、おらとこの忠はまだ抽籤くじは済まねえが、海軍にられべってこんだ、俺もかせげる男の子はなし、忠をとられりゃ作代さくだいでも雇うべい、国家の為だ、仕方が無えな
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
鼓舌嘉粗飯 舌を鼓して粗飯をたのしむ。
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
淀殿と且元(桐一葉・孤城落月)・牧の方と義時(牧の方)・日蓮と藤治(法難)などは、立派に対等の位置に据ゑられて居ます。
芝居に出た名残星月夜 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)