“稼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かせ93.1%
かせぎ4.7%
まく0.7%
あが0.4%
0.4%
かせい0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皆何か彼かして、かせいでいる。僕の一席置いて隣りには海軍中将がいた。それから五六人飛んで三井銀行の支店長というのがあった。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
妹にも同じかせぎをさせようとしましたが、私は命がけで喧嘩をして、そればかりは思ひ止らせ、好ましくはないが水茶屋に奉公させました。
なんじら天空そらの鳥を見よまくことなくかることを為さず倉に蓄うることなし然るになんじらの天の父はこれを養い賜えり、爾らこれよりも大いにすぐるるものならずや
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
だから日によってはあがり高が五ルーブルにもなることがありました。それに息子もやはり少しくらいは稼ぐのです。鳩の良種を育て上げて、好きな人達に売っていました。
女房ども (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
そこなうたか」
柳毅伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
一日六十銭で働く二番目がかせいでいた
炭坑長屋物語 (新字新仮名) / 猪狩満直(著)
神は鴉を養い給うとは詩篇にたびたびずる思想であり、また主イエスは「鴉を思い見よかずらず倉をも納屋なやをもたず、されども神はなおこれらを養い給う」というた(ルカ伝十二の二四)。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)