“稼業”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かぎょう57.5%
かげふ16.8%
しょうばい15.9%
しょうべえ4.4%
しやうばい1.8%
かげう0.9%
なか0.9%
なりわい0.9%
ビジネス0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「フーム、面白いな。番頭の言い草は『娘を口説け』と言わぬばかりだ。なんてものは、あまり人様に好かれる稼業じゃないが」
銭形平次捕物控:282 密室 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「元柳橋のところに、繋いである筈です。爲五郎が釣船に使つて居ましたが、近頃金が入つて、稼業も投つたらかしのやうですから」
宴会の席ではやはり稼業大事とつとめて、一人で座敷をって行かねばすまぬ、そんな気性はめったに失われるものではなかった。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「ほんとにおめえには、気の毒だよ。遊びてえ盛りを、こうやっておいらといっしょに、がな一辻に立って、稼業するんだからなあ」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
……道具屋なんてものは、ですから、思ひやうによつちやァ、こんなわけのない稼業はないんで……
十年…… (新字旧仮名) / 久保田万太郎(著)
紙幣菓子との二つりにはおこしをおれとしたるなれば、稼業はなくとも百一人からのをこぼして、いておくれ染物やのさんが
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
この稼業で惚れた腫れたで一緒になったものは兎角お互に我儘が出て、末始終を添い遂げられるものでないからね、お前もよくそこのところを考えて海上さんに身請され、気楽に暮すが当世だろうぜ
農業と伐材とを稼業としているらしい、その部落のそれらの家々は、小さくもあれば低くもありして、貧弱しかった。
鸚鵡蔵代首伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
性的動機よりも、スミスの女殺しはむしろ稼業として金銭が目的だった。この点いっそう彼をして冷血動物の感あらしめるが、女殺しといえば、このスミスこそ真の女殺しであろう。
浴槽の花嫁 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)