“かげふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
稼業69.0%
家業31.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
室蘭線の停車場苫小牧とまこまいで料理店をやつてゐるかみさんだが、その稼業かげふでは儲けが少いので、人のやらない事業をと思つて、そこに考へがついたのださうだ。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
肝腎かんじん稼業かげふのお稽古もしないで、色情さかりのついた犬みたやうに、一體何處どこ彷徨うろついて歩いてゐるんだよ。
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)
すべておのれ/\が家業かげふにあづかるものゝひなかたを掛る、これそのげふの福をいのるの祝事しゆくじなり。もちばなを作るはおほかたわかきものゝ手業てわざなり。
「お蔦は藝者家業かげふこそしてゐるが、親孝行で心掛の良い娘だ、人を殺すか、殺さねえか、親分」