“かせぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
72.2%
家業11.1%
生業11.1%
盗賊5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ついでと言っては悪いけれど、かせぎの繰廻しがどうにか附いて、参宮が出来るというのも、お伊勢様の思召おぼしめし冥加みょうがのほど難有ありがたい。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
転輪てんりん王此玉をこゝろみに高きはたかしら挙著あげおきけるに、人民等じんみんら玉の光りともしらず夜のあけたりとおもひ、おの/\家業かせぎをはじめけりとしるせり。
樵夫きこりはこれをしらず、今日の生業かせぎはこれにてたれり、いざや焼飯やきめしにせんとて打より見れば一つぶものこさず、からすどもは樹上きのうへにありてなく
盗賊かせぎには持って来いの処だったのですが、しかし、何よりもタッタ一つ、一番恐ろしい番犬がこの柳仙の家をガッチリと護衛まもっている事が、最初から判明わかっているのでした。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)