“幢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はた66.7%
はたぼこ16.7%
ハタ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
転輪てんりん王此玉をこゝろみに高きはたかしら挙著あげおきけるに、人民等じんみんら玉の光りともしらず夜のあけたりとおもひ、おの/\家業かせぎをはじめけりとしるせり。
やがて、琴と笛と法螺ほらとがゆるやかに王宮のほこだちの方から響いて来た。十人の大夫だいぶ手火たびをかかげて白洲の方へ進んで来た。続いて、はたぼこを持った三人の宿禰すくねが進んで来た。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
剣は普通の剣ぼこで、其と四神の違つてゐる点は、旗竿の頭の黒塗りの折敷ヲシキ様のものに四神の像を据ゑてゐる点で、下にはいづれも錦のハタを垂れてゐる。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)