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幢
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はた
ふりがな文庫
“
幢
(
はた
)” の例文
転輪
(
てんりん
)
王此玉を
得
(
え
)
て
試
(
こゝろみ
)
に高き
幢
(
はた
)
の
頭
(
かしら
)
に
挙著
(
あげおき
)
けるに、
人民等
(
じんみんら
)
玉の光りともしらず夜の
明
(
あけ
)
たりとおもひ、おの/\
家業
(
かせぎ
)
をはじめけりと
記
(
しる
)
せり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
女菩薩
(
にょぼさつ
)
の
幢
(
はた
)
、墨染の
法衣
(
ころも
)
、それから十文字の怪しい護符、一目見て私の甥は、それが例の摩利信乃法師だと申す事に、気がついたそうでございます。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
七百年のうちに、竜樹、世にいでて、邪見の
幢
(
はた
)
をくだかん。八百年において、比丘縦逸にして、わづかに一二、道果をうるものあらん。九百年にいたりて、奴を比丘とし、婢を尼とせん。
親鸞
(新字新仮名)
/
三木清
(著)
転輪
(
てんりん
)
王此玉を
得
(
え
)
て
試
(
こゝろみ
)
に高き
幢
(
はた
)
の
頭
(
かしら
)
に
挙著
(
あげおき
)
けるに、
人民等
(
じんみんら
)
玉の光りともしらず夜の
明
(
あけ
)
たりとおもひ、おの/\
家業
(
かせぎ
)
をはじめけりと
記
(
しる
)
せり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
その
後
(
うしろ
)
にはいつもの
女菩薩
(
にょぼさつ
)
の
幢
(
はた
)
が、秋の日の光の中にいかめしく掲げられて居りましたが、これは誰か供のものが、さしかざしてでもいたのでございましょう。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
女菩薩の
幢
(
はた
)
を仰ぎますと、二人とも殊勝げな両手を合せて、わなわな震えながら、
礼拝
(
らいはい
)
いたしました。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
幢
漢検1級
部首:⼱
15画
“幢”を含む語句
幢幡
宝幢院
慧幢
幢旛
大法幢
宝幢寺
最勝幢幡
朱幢
柱幢