“肝腎”の読み方と例文
読み方割合
かんじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いいですか、あの死体を発見した二人の証人は口をそろえて、死体がまだ温かかったと言っているのですよ。この点が肝腎かんじんなのです。
五階の窓:02 合作の二 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
「どっこい、まだ顎なんか撫でるには早いよ。肝腎かんじんの小僧に逢わずに来たのは大きな手落ちだ。八丁堀なんか、明日でもよかったんだ」
だが、人間の生命にかかわることだから疎漏そろうのないようにやりたまえよ。何事も辛抱しんぼう肝腎かんじんだ。根気よく目的にむかって進みたまえ
ジェンナー伝 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)