“稼業柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かげふがら42.9%
かぎょうがら28.6%
しやうべえがら14.3%
しょうべえがら14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仁助と金之丞はいろ／＼親切にしてくれますが、六郎をはじめ、佐吉もお里も、店の者も白い眼を見せるので、稼業柄（かげふがら）とはいつても、あまりいゝ心持はしません。
銭形平次捕物控：032 路地の足跡 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
ガミガミと突き出してしまうことは、いくら稼業柄（かぎょうがら）とは言いながら薄情なやつらだと、それで口惜しくてたまりませんでした。
大菩薩峠：10 市中騒動の巻 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)
「あ、早耳が自慢だよ。そこは稼業柄（しやうべえがら）でね」
銭形平次捕物控：224 五つの壺 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
「おや、松さん。」と藤吉は愛想よく、「稼業柄（しょうべえがら）たあ言い条、とんだ係合いだのう。」
釘抜藤吉捕物覚書：03 三つの足跡 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)