“売買”のいろいろな読み方と例文
旧字:賣買
読み方割合
うりかい43.5%
ばいばい26.1%
うりかひ21.7%
うりけえ4.3%
ばいかひ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この正賓はいつも廷珸とたがいに所有の骨董を取易とりかえごとをしたり、売買うりかいの世話をしたりさせたりして、そして面白がっていた。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「品物なら判然はっきりそう解釈もできるのですが、不幸にも御礼が普通営業的の売買ばいばいに使用する金なのですから、どっちとも取れるのです」
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
が、彼の苛立いらだたしさは彼にエホバの「殿みやに入りてその中にをる売買うりかひする者を殿みやより逐出おひだし、兌銀者りやうがへするものだい鴿はと売者うるもの椅子こしかけ
西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
角「そうけえ、おらア今金はあるが、千鳥村へ田地でんじ掛合かけあいに来たんだから、田地が売買うりけえにならなければけえりに直ぐ買ってくから、何しろ手附を置いて往くから、馬を置いて下せえ」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さア/\此薬これをおつけ……此薬これはなよろひそでというて、なか/\売買ばいかひにないくすりだ……ちよいと其処それへ足をおし、けてるから…。乞「はい/\有難ありがたぞんじます。 ...