“売国奴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばいこくど88.9%
トレーター11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少しも心配するに及ぶまい、日露戦争に反対するのだから、すなは売国奴ばいこくどと言ふべきものでは無いか
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
この姿をしてうっかり市中を歩いて、例の攘夷党の志士にでも見つかろうものならば、売国奴ばいこくどのように罵られて、その長い刀の血祭りに会うことは眼に見えるようなものであります。
同地の新聞紙は一斉に筆を整えて獰猛どうもうに彼の攻撃を開始し「自称国賊セルフコンフェッスド・ヱネミーきたらんとす」「売国奴トレーターロイド・ジョージ侵入せんとす」
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)