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売国奴
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ばいこくど
ふりがな文庫
“
売国奴
(
ばいこくど
)” の例文
少しも心配するに及ぶまい、日露戦争に反対するのだから、
即
(
すなは
)
ち
売国奴
(
ばいこくど
)
と言ふべきものでは無いか
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
この姿をしてうっかり市中を歩いて、例の攘夷党の志士にでも見つかろうものならば、
売国奴
(
ばいこくど
)
のように罵られて、その長い刀の血祭りに会うことは眼に見えるようなものであります。
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「
売国奴
(
ばいこくど
)
!」中佐の
傍
(
かたわら
)
にいた将校が、イヤというほど中佐の横面を張り
仆
(
たお
)
した。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
蘇武は
義人
(
ぎじん
)
、自分は
売国奴
(
ばいこくど
)
と、それほどハッキリ考えはしないけれども
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
況
(
ま
)
して外国の書を
読
(
よん
)
で
欧羅巴
(
ヨーロッパ
)
の制度文物を
夫
(
そ
)
れ
是
(
こ
)
れと論ずるような者は、どうも
彼輩
(
あいつ
)
は
不埒
(
ふらち
)
な奴じゃ、
畢竟
(
ひっきょう
)
彼奴等
(
あいつら
)
は
虚言
(
うそ
)
を
吐
(
つい
)
て世の中を
瞞着
(
まんちゃく
)
する
売国奴
(
ばいこくど
)
だと云うような評判がソロ/\
行
(
おこなわ
)
れて来て
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
▼ もっと見る
「卑劣は一大痛棒だね。注意人物の
売国奴
(
ばいこくど
)
じゃないかハハハハ」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
こんなことは
売国奴
(
ばいこくど
)
の
所為
(
しょい
)
として誰も
卑
(
いやし
)
む。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
魯国が小邾と事ある場合、その城下に死ねとあらば、事のいかんを問わず欣んで応じよう。しかし射という男は国を売った不臣だ。もしその保証に立つとなれば、自ら
売国奴
(
ばいこくど
)
を是認することになる。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
“売国奴”の意味
《名詞》
売国 奴(ばいこくど)
売国行為を行う者。
(出典:Wiktionary)
“売国奴”の解説
売国奴(ばいこくど)とは、売国行為を行う者に対する侮蔑語である。
当ページでは「国賊」についても記述する。
(出典:Wikipedia)
売
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
“売”で始まる語句
売
売女
売卜者
売卜
売僧
売買
売捌
売出
売薬
売淫