“欧羅巴”のいろいろな読み方と例文
旧字:歐羅巴
読み方(ふりがな)割合
ヨーロッパ75.8%
ヨーロツパ8.7%
ヨオロッパ3.1%
ヨオロツパ3.1%
ヨウロッパ2.5%
ヨウロツパ2.5%
ようろっぱ1.2%
よーろっぱ1.2%
エウロッパ0.6%
エフロツパ0.6%
(他:1)0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
莫斯科モスコウに近づくにつれてだんだん皿とフォウクだけになってしまうし——とにかく欧羅巴ヨーロッパへ行きつくまで何とかして露命をつなぎ
踊る地平線:01 踊る地平線 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
そこで僕は欧羅巴ヨーロッパの人々は湯婆を余り用いぬものと観念して、冬の夜を宿に帰って寝るまでは大部分カフェで過ごすようにしたのであった。
リギ山上の一夜 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
それくらい好きな煙草を長崎にいたときやめて、い煙草も安く喫める欧羅巴ヨーロッパにいたときにも決して口にくわえることすらしなかった。
三筋町界隈 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
欧羅巴ヨーロツパの外交家達は、その懺悔録の前で、真つ赤になつて馬のやうに鼻を鳴らしたり、いぬのやうに取つ組み合を始めるに相違ない。
四番日の車は、日の丸の旗です。初めてみる東洋人、見るからに慓悍な軍人が一人と、欧羅巴ヨーロツパ風の外套に、毛糸の頸巻をした青年。
けむり(ラヂオ物語) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「こんな事では、欧羅巴ヨーロツパの檜舞台で目ざましい働きが出来ようとも思はれない。吾々が何を食ふべきかは実際大問題だ。」
欧羅巴ヨオロッパの某大国の Corpsコオル diplomatiqueジプロマチック で鍛えて来た社交的伎倆ぎりょうたくましゅうして
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
今の大陸の欧羅巴ヨオロッパは死んだ欧羅巴だというので、生気のあった時代の遺蹟を慕って、「過去の岸に沿うて舟をる」というのです。
だから十三世紀以前には、少くとも人の視聴をそばだたしめる程度に、彼は欧羅巴ヨオロッパの地をさまよわなかったらしい。
さまよえる猶太人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
何事にも不器用で、癡重ちちようといふやうな処のある欧羅巴ヨオロツパ人をしのいで、軽捷けいせふに立ち働いて得意がるやうな心も起る。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
果してさうなら、帝国大学も、伝染病研究所も、永遠に欧羅巴ヨオロツパの学術の結論丈を取りぐ場所たるに過ぎない筈である。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
余は模糊もこたる功名の念と、検束に慣れたる勉強力とを持ちて、たちまちこの欧羅巴ヨオロツパの新大都の中央に立てり。
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
応対のしとやかにして人馴ひとなれたる、服装みなりなどの当世風に貴族的なる、あるひ欧羅巴ヨウロッパ的女子職業に自営せる人などならずや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
太祖たいそみんもといを開くに前後しておおいいきおいを得、洪武五年より後、征戦三十余年、威名亜非利加アフリカ欧羅巴ヨウロッパに及ぶ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
建築はもとより人工のものなれば風土気候の如何いかんによらず亜細亜アジヤ土上どじょう欧羅巴ヨウロッパの塔をたつるも容易であるが、天然の植物に至っては人意のままにみだりにこれを移し植えることは出来ない。
公の生類せいるゐ御憐愍を悪くいふ奴があるが、畢竟つまり今の欧羅巴ヨウロツパやかましくいふ動物保護で人道の大義にかなつてるものだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
近日、友人徳永柳洲りうしう君はを、予等夫妻は詩歌しいかもつて滞欧中の所感を写した「欧羅巴ヨウロツパ」一冊を合作がつさくしようと計画して居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
満三十九年間(一寸ちよつと欧羅巴ヨウロツパ風に数へて)まつたく経験しなかつた無邪気な遊びであつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
この点に於ては、外国こと亜米利加あめりかだの欧羅巴ようろっぱの書生に較べて、日本書生のく悪い癖であって、ちょっと話振はなしぶりを聞くと、高尚なような
今世風の教育 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
縁と云うものは不思議な訳で、随分大阪ものも東京ものと夫婦になり、東京のものと長崎のものと夫婦になり、只今では欧羅巴ようろっぱの人と日本の人と教会で葡萄酒を飲んで婚礼をするという世の中になりましたが
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大原君が欧羅巴よーろっぱにいる時お登和さんは亜米利加あめりかにいるという風にしたら誰が何というものか。それに家庭教育の事はなかなか広い問題だから大原君一人の力でとても充分調査が出来ないよ。大原君とお登和さんとが手を分けて調査しなければとても好結果は得られんよ。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
外国では牡蠣が高いから上等の御馳走だそうだね」主人「亜米利加あめりかでも欧羅巴よーろっぱでも最上等の御馳走さ。亜米利加では日曜日に牡蠣を食べると極まっているよ。この外に牡蠣料理は沢山あるがまた今度差上げるとして牛肉のビフステーキが出来たから一つ遣り給え」客「ドウも色々御馳走だ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
先日小山君に御馳走した時はそれでしくじった。長崎辺で食用にするのは小豚ばかりだ、親は種豚たねぶたにするけれども食用にしない。小豚の肉が柔くって良いがモー一層美味いのは去勢した豚だ。近頃は西洋からヨークシェヤだのパークシェヤだの色々な豚の種類が来るけれどもあれはんな支那豚を種にして欧羅巴よーろっぱ在来の種類を改良したものだ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
駅夫は右往左往に奔走して、早く早くとわめくを余所よそに、大蹈歩だいとうほ寛々かんかんたる老欧羅巴エウロッパ人は麦酒樽ビイルだるぬすみたるやうに腹突出つきいだして
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「これに就いては私も種々いろいろと考へたけれど、大きに思ふところもあるで、いつそあれは遣つてしまうての、お前はもすこしの事だから大学を卒業して、四五年も欧羅巴エウロッパへ留学して、全然すつかり仕上げたところで身を固めるとしたらどうかな」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ルーソーは欧羅巴エフロツパ中に響く喇叭らつぱを吹いた。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
欧羅巴ユウロプの光の中をきながら飽くこと知らで泣く女われ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)