“歐羅巴”のいろいろな読み方と例文
新字:欧羅巴
読み方割合
ヨオロツパ36.4%
ヨーロツパ27.3%
エウロツパ9.1%
ようろつぱ9.1%
ヨーロッパ9.1%
えうろツぱ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
快活な風でよく話を仕懸ける人である。ウラルを越えていよいよ歐羅巴ヨオロツパへ入つた。山の色も草木の色も目に見えて濃い色彩を帶びて來た。
巴里まで (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
封建時代の通貨隱匿は、日本も外國も同じことで、歐羅巴ヨーロツパの中世にもこの事情は共通して、埋藏金を扱つた小説や物語は、おびたゞしく殘されて居ります。
づ、わたくし世界せかい漫遊まんゆう目的もくてきで、横濱よこはまみなと出港ふなでしたことから、はじめ米國ベイこくわたり、それより歐羅巴エウロツパ諸國しよこく遍歴へんれきした次第しだい
斯樣かやうにして印度いんど亞刺比亞あらびや波斯ぺるしやから、ひがし日本にほんまで、西にし歐羅巴ようろつぱまでの化物ばけもの總括そうくわつしてると、化物ばけもの策源地さくげんち亞細亞あじあ南方なんぱうであることがわかるのである。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
それは隨分めたことになるのだ、何故なら、英國の農民は、結局、歐羅巴ヨーロッパのどこの農民よりも最も教育があり、最も禮儀正しく、最も自尊心に富んでゐるからだ。
明治政府めいぢせいふになツてからも、ひさしくお役人やくにん大頭おほあたまに加へられてゐて、頭は古いが馬鹿でなかツたので、一度は歐羅巴えうろツぱ駐剳ちうさつ公使こうしになツたこともある。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)