“賞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
83.8%
8.7%
しやう3.4%
ほめ2.3%
しょう1.5%
たゝ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町でも人が沢山見にき、下の流れを飲んで酔うといえば、んで取って、香水だとめるのもある。……お嬢さん……私の事です。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
よろこばるゝといへどもおや因果いんぐわむく片輪かたわむすめ見世物みせものの如くよろこばるゝのいひにあらねば、決して/\心配しんぱいすべきにあらす。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
弥左ヱ門が雪頽なだれに熊を得たるは金一釜きんいつふ掘得ほりえたる孝子かうしにもすべく、年頃としごろ孝心かうしんてんのあはれみ玉ひしならんと人々しやうしけりと友人いうじん谷鴬翁こくあうをうがかたりき。
自分の家法とする金創きんそうの名薬は、以前、その授翁様を通じて、さきに討死遊ばした正成様の御陣へもさしあげて、おほめにあずかったことがあると云った。
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
じっさいそれは、アメリカだちょうと、しょうせらるるものであった。全身は灰色で、その肉は佳味かみをもってしょうせらる。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
娼婦の涕は紅涙とたゝへられ、狼心の偽捨は慈悲ととなへらる。
哀詞序 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)