“孝子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうし50.0%
かうし37.5%
たかこ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岩手の孝子こうし何がし母を車に載せ自ら引きて二百里の道を東京まで上り東京見物を母にさせけるとなん。事新聞に出でて今の美談となす。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
弥左ヱ門が雪頽なだれに熊を得たるは金一釜きんいつふ掘得ほりえたる孝子かうしにもすべく、年頃としごろ孝心かうしんてんのあはれみ玉ひしならんと人々しやうしけりと友人いうじん谷鴬翁こくあうをうがかたりき。
妻君は気が顛倒てんとうして昨夜から床に就いたきりで面会はできないというし、孝子たかこという娘に会ったが何も事情は分からず、詰めかけていた親戚しんせきのだれかれに訊いても
五階の窓:03 合作の三 (新字新仮名) / 森下雨村(著)