“年頃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
としごろ95.8%
としのころ2.1%
ひるごろ2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもリザヴェッタは世間の青年たちが追い廻している、つらの皮の厚い、心の冷たい、年頃としごろの娘たちよりは百層倍も可愛らしかった。
きつて來りつゝ居合はせし善六に向ひたづぬる樣に昨日年頃としのころ十八九の女の黒縮緬くろちりめんに八丈の小袖を襲着かさねぎせしがもし此道筋このみちすぢを通りしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
音もなく夜の間に降出して、朝戸をあけると真白になっているということもあれば、朝から曇っている空が年頃ひるごろに至ってちらちら雪を降らしはじめることもある。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)