“勧賞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんじょう50.0%
かんしょう25.0%
けんしょう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まだわからんちうがのう、困ったもんじゃのう、なんでも市場の世話役は、勧賞けんじょうつきで沙汰をしおるちうが、つきとめた者には二十両というこっちゃ」
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
当然、これには亡き寂阿の忠死もあずかって勧賞かんしょうの考慮にいれられたことではあろうが、およそ一家でこれほどな恩賞をうけた例はほかにない。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
舞ひつれば勧賞けんしょうをかぶる。見たるにたゞ同じていにていづくに秘事あるべしとも見えねども、折々振舞ひて出入りにつけて秘蔵の事どもありとかや。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)