トップ
>
賞
>
しやう
ふりがな文庫
“
賞
(
しやう
)” の例文
弥左ヱ門が
雪頽
(
なだれ
)
に熊を得たるは
金一釜
(
きんいつふ
)
を
掘得
(
ほりえ
)
たる
孝子
(
かうし
)
にも
比
(
ひ
)
すべく、
年頃
(
としごろ
)
の
孝心
(
かうしん
)
を
天
(
てん
)
のあはれみ玉ひしならんと人々
賞
(
しやう
)
しけりと
友人
(
いうじん
)
谷鴬翁
(
こくあうをう
)
がかたりき。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
只富貴をもて論ぜば、
信玄
(
しんげん
)
がごとく
智謀
(
はかりごと
)
は
百
(
もも
)
が百
的
(
あた
)
らずといふ事なくて、
一三九
一生の威を三国に
震
(
ふる
)
ふのみ。しかも名将の聞えは世
挙
(
こぞ
)
りて
賞
(
しやう
)
ずる所なり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
賞
(
しやう
)
して傳吉は領主より
相當
(
さうたう
)
の
恩賞
(
おんしやう
)
あるべき
旨
(
むね
)
別段
(
べつだん
)
遠江守へ仰せ付らるゝ間此旨留守居へ
相心得
(
あひこゝろえ
)
よと申渡す
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此時
(
このとき
)
、
選手
(
せんしゆ
)
第一
(
だいいち
)
の
賞
(
しやう
)
を
得
(
え
)
たのは、
池
(
いけ
)
をめぐること
三十幾囘
(
さんじふいくくわい
)
、
翌日
(
よくじつ
)
發表
(
はつぺう
)
されて、
年
(
とし
)
は六十に
餘
(
あま
)
る、
此
(
こ
)
の
老
(
らう
)
神行太保戴宗
(
しんぎやうたいほたいそう
)
は、
加州
(
かしう
)
小松
(
こまつ
)
の
住人
(
ぢうにん
)
、もとの
加賀藩
(
かがはん
)
の
飛脚
(
ひきやく
)
であつた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
恰
(
あだか
)
も
四肢
(
しし
)
を以て
匍匐
(
ほうふく
)
する所の四足獣に
化
(
くわ
)
し
去
(
さ
)
りたるの
想
(
おも
)
ひなし、
悠然
(
いうぜん
)
坦途
(
たんと
)
を
歩
(
あゆ
)
むが如く、行々山水の
絶佳
(
ぜつくわ
)
を
賞
(
しやう
)
し、或は
耶馬渓
(
やまけい
)
も
及
(
およ
)
ばざるの
佳境
(
かけう
)
を
過
(
す
)
ぎ、或は
妙義山
(
めうぎざん
)
も三舎を
避
(
さ
)
くるの
険所
(
けんしよ
)
を
踏
(
ふ
)
み
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
▼ もっと見る
夜
(
よ
)
を
賞
(
しやう
)
するに
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
弥左ヱ門が
雪頽
(
なだれ
)
に熊を得たるは
金一釜
(
きんいつふ
)
を
掘得
(
ほりえ
)
たる
孝子
(
かうし
)
にも
比
(
ひ
)
すべく、
年頃
(
としごろ
)
の
孝心
(
かうしん
)
を
天
(
てん
)
のあはれみ玉ひしならんと人々
賞
(
しやう
)
しけりと
友人
(
いうじん
)
谷鴬翁
(
こくあうをう
)
がかたりき。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
罪せず
況
(
いは
)
んや罪の
疑
(
うたがは
)
しきは輕く
賞
(
しやう
)
の疑しきは重くすと是賞を重んじ罪を
輕
(
かる
)
くする事の理なり其方共が
吟味
(
ぎんみ
)
は定めて九助の衣類の
裾
(
すそ
)
に
血
(
ち
)
の
染
(
そみ
)
たると
鼻紙
(
はながみ
)
入の落てありしとを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
君が今日家の子を
賞
(
しやう
)
じ給ふに
感
(
め
)
でて、翁が思ふ
三四
こころばへをもかたり
和
(
なぐさ
)
まんとて、
仮
(
かり
)
に
化
(
かたち
)
を
見
(
あら
)
はし侍るが、十にひとつも
益
(
やう
)
なき
閑談
(
むだごと
)
ながら、
三五
いはざるは腹みつれば
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
然
(
しか
)
るに
家業
(
かげふ
)
出精
(
しゆつせい
)
の
故
(
ゆゑ
)
を
以
(
もつ
)
て、これよりさき
特
(
とく
)
に
一個
(
いつこ
)
この
鍛冶屋
(
かぢや
)
を
賞
(
しやう
)
し
給
(
たま
)
ひしより、
昧爽
(
まいさう
)
に
於
(
お
)
ける
市街
(
しがい
)
の
現象
(
げんしやう
)
日
(
ひ
)
を
追
(
お
)
うて
趣
(
おもむき
)
を
變
(
へん
)
じ、
今日
(
けふ
)
此頃
(
このごろ
)
に
到
(
いた
)
りては、
鍛冶屋
(
かぢや
)
の
丁々
(
てう/\
)
は
謂
(
い
)
ふも
更
(
さら
)
なり
鉄槌の音
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
描金
(
まきゑ
)
を
善
(
よく
)
して人の
粕
(
かす
)
をなめず、別に
一趣
(
いつしゆ
)
の
奇工
(
きこう
)
を
為
(
な
)
す。
破笠
(
はりつ
)
細工とて今に
賞
(
しやう
)
せらる。吉原の七月
創
(
はじめ
)
て
機燈
(
からくりとうろ
)
を作りて今に其
余波
(
よは
)
を
残
(
のこせ
)
り、
伝
(
でん
)
詳
(
つまびらか
)
なれどもさのみはとてもらせり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
六一
揉
(
た
)
めざるに
直
(
なほ
)
き志を
賞
(
しやう
)
ぜられて、児玉をはじめ誰々も頼もしく
交
(
まじは
)
りけり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
じぶと
云
(
い
)
ふ
料理
(
れうり
)
あり。だししたぢに、
慈姑
(
くわゐ
)
、
生麩
(
なまぶ
)
、
松露
(
しようろ
)
など
取合
(
とりあ
)
はせ、
魚鳥
(
ぎよてう
)
をうどんの
粉
(
こ
)
にまぶして
煮込
(
にこ
)
み、
山葵
(
わさび
)
を
吸口
(
すひくち
)
にしたるもの。
近頃
(
ちかごろ
)
頻々
(
ひんぴん
)
として
金澤
(
かなざは
)
に
旅行
(
りよかう
)
する
人々
(
ひと/″\
)
、
皆
(
みな
)
その
調味
(
てうみ
)
を
賞
(
しやう
)
す。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
俗
(
ぞく
)
に
改
(
あらた
)
め千
辛萬苦
(
しんばんく
)
して
首尾能
(
しゆびよく
)
兄の敵を討し段
誠
(
まこと
)
に女
丈夫
(
ぢやうふ
)
共云べし又友次郎事も花を助け敵を
討
(
うた
)
せし段
信義
(
しんぎ
)
厚
(
あつ
)
く
賞
(
しやう
)
するに餘り有依て父佐太夫に申
諭
(
さと
)
し
勘當
(
かんだう
)
を免させ今より花と夫婦になり松田の家を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
描金
(
まきゑ
)
を
善
(
よく
)
して人の
粕
(
かす
)
をなめず、別に
一趣
(
いつしゆ
)
の
奇工
(
きこう
)
を
為
(
な
)
す。
破笠
(
はりつ
)
細工とて今に
賞
(
しやう
)
せらる。吉原の七月
創
(
はじめ
)
て
機燈
(
からくりとうろ
)
を作りて今に其
余波
(
よは
)
を
残
(
のこせ
)
り、
伝
(
でん
)
詳
(
つまびらか
)
なれどもさのみはとてもらせり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
(猶小なるもあるべし)
男魚
(
をな
)
女魚
(
めな
)
の
名
(
な
)
あり、めなは子あるゆゑ、をなよりは
価
(
あたひ
)
貴
(
たつと
)
し。五番まで奉りて
后
(
のち
)
を
売
(
う
)
る、
初鮏
(
はつさけ
)
の
貴
(
たつと
)
き事おしてしるべし。これを
賞
(
しやう
)
する事、江戸の
初鰹魚
(
はつかつを
)
にをさ/\おとらず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“賞”の解説
賞(しょう)とは、表彰の一種である。個人または団体に対して審査・判定をした上で、ある分野での秀逸性や達成した業績を讃える目的で贈呈あるいは授与されるもの。英語風にアワード、アウォード、プライズ(award, prize)などと言う。なお、賞を贈ることを授賞(じゅしょう)、賞を受けることを受賞(じゅしょう)といい、受賞した者を受賞者という。
(出典:Wikipedia)
賞
常用漢字
小5
部首:⾙
15画
“賞”を含む語句
賞讃
賞翫
褒賞
賞牌
賞玩
懸賞
鑑賞
翫賞
賞揚
勧賞
御賞
賞賜
賞味
賞賛
賞美
歎賞
賞罰
御賞翫
大懸賞
激賞
...