“生麩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまぶ62.5%
なまふ25.0%
しやうふ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
材料はお定まりの湯婆ゆばと豆腐と生麩なまぶ、あとは野菜、ところが魚鳥も及ばぬ美味珍味、山人ことごとく悦に入り、持前の健啖振りに、いくらでも持ってこいという勢い
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
天日てんぴさらして乾かしてから生麩なまふの粉などを入れてな、それで団子を作って食ったものもあったぞ、それから松の枝を剥いでするめのようにして食い出した者もあったぞ。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そのつぐは生麩しやうふわらび粉、そくいひつのまたいせのりもあれどえつがずや、にべにかはこそ付けばとれぬもの、その膠は犢の牛の、寸涎のこりてなるちふ、まことしかなりや
長塚節歌集:1 上 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)