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生麩
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なまぶ
ふりがな文庫
“
生麩
(
なまぶ
)” の例文
材料はお定まりの
湯婆
(
ゆば
)
と豆腐と
生麩
(
なまぶ
)
、あとは野菜、ところが魚鳥も及ばぬ美味珍味、山人ことごとく悦に入り、持前の健啖振りに、いくらでも持ってこいという勢い
明治世相百話
(新字新仮名)
/
山本笑月
(著)
しかし一番大切なのはこの煉り方で根気好く煉っているとちょうど
生麩
(
なまぶ
)
のようになって来てブツリブツリと中が泡立ちます。最初からでは三、四十分間煉っていなければなりません。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
じぶと
云
(
い
)
ふ
料理
(
れうり
)
あり。だししたぢに、
慈姑
(
くわゐ
)
、
生麩
(
なまぶ
)
、
松露
(
しようろ
)
など
取合
(
とりあ
)
はせ、
魚鳥
(
ぎよてう
)
をうどんの
粉
(
こ
)
にまぶして
煮込
(
にこ
)
み、
山葵
(
わさび
)
を
吸口
(
すひくち
)
にしたるもの。
近頃
(
ちかごろ
)
頻々
(
ひんぴん
)
として
金澤
(
かなざは
)
に
旅行
(
りよかう
)
する
人々
(
ひと/″\
)
、
皆
(
みな
)
その
調味
(
てうみ
)
を
賞
(
しやう
)
す。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
生麩
(
なまぶ
)
七一・四六 一三・三一 〇・一七 一四・五三 〇・一五 〇・三八
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
それから木の
杓子
(
しゃくし
)
で休みなく
掻
(
か
)
き
廻
(
まわ
)
して
煉
(
ね
)
るようにするのですがこれがむずかしいもので随分骨が折れます。段々と煉っているとちょうど
生麩
(
なまぶ
)
のようになって来てブツリブツリと中が泡立ちます。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
“生麩”の意味
《名詞》
乾燥など加工していない生の麩。
(出典:Wiktionary)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
麩
漢検1級
部首:⿆
15画
“生”で始まる語句
生
生命
生憎
生活
生涯
生々
生垣
生物
生温
生死