“煮込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にこ75.0%
にこみ8.3%
スタック8.3%
スタッグ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くびをすくめながら、くちなかでこうつぶやいた春重はるしげは、それでもつめ煮込にこんでいる薬罐やかんそばからかおはなさずに、雨戸あまどほうぬすた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
地獄極楽の見世物やら、刀玉採かたなたまどりの大道芸、皿廻しの掛け声、煮込にこみ屋の屋台、焼鳥屋の煙など——。山にはひびく梵音ぼんおんの鐘、池には映る俗衆の悦楽。これやそのまま浄土極楽か、地獄の四生六道ししょうろくどうか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ブルックリンの月が美しくなり、落葉がし、紐育に初雪が降ると、間もなくクリスマスが来るのですね。七面鳥のセミチとパイ・ア・モード……オーヴンのスープ煮込スタックのなかで、玉葱を
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
七面鳥のセミチ(サンドイッチ)パイ・ア・ラ・モード……オヴンのスープ煮込スタッグの中で玉葱と人参をあしらった野鴨がぐつぐつ音をたててあなたの帰りを待っています。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)