“梵音”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんおん83.3%
ぼんのん16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今は梵音ぼんおん難有味ありがたさも消えて、唯同じ人間世界の情慾の声、といふ感想かんじしか耳の底に残らない。丑松は彼の敬之進の物語を思ひ浮べた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
仏教に陀羅尼だらにと呼ぶものがあります。梵音ぼんおんをそのまま漢字にあてて発音するので、原文を知らぬ一般の者には、何のことかてんで分りませぬ。
益子の絵土瓶 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
何時いつもいつも、梵音ぼんのんたへに深くして、おほどかなるは
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
何時いつもいつも、梵音ぼんのんたへに深くして、おほどかなるは
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)