“梵音海潮音”の読み方と例文
読み方割合
ぼんおんかいちょうおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梵音海潮音ぼんおんかいちょうおんはかの世間の声にまされりという響が、耳もとに高鳴りして来たものですから、その余の声を聞いているいとまがありません。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかも「妙音観世音みょうおんかんぜおん梵音海潮音ぼんおんかいちょうおん勝彼世間音しょうひせけんおん」を唱えた後、「かっぽれ、かっぽれ」をうたうことは滑稽こっけいにも彼には勿体もったいない気がした。
玄鶴山房 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
妙音観世音みょうおんかんぜおん 梵音海潮音ぼんおんかいちょうおん 観音の有難さ、それは潮の音のごとく大きくひたひたと押し寄せる。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)