“海潮音”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいちょうおん75.0%
かいてうおん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
覚えずこうべを垂れた悟浄の耳に、美しい女性的な声——妙音みょうおんというか、梵音ぼんおんというか、海潮音かいちょうおんというか、——が響いてきた。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
けれども、下にいた弁信法師の耳には、この時海潮音かいちょうおんの響がいっぱいで、茂太郎のけたたましい声が入りませんでした。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
公園の赤土あかつちのいろ奇兵隊きへいたい戦死せんしはか延命寺の春は海潮音かいてうおん
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)