“妙音”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みょうおん71.4%
よきね28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はそれを見て種々想像をめぐらしている内に、ふとある事を想出した。天来の妙音みょうおんとでもいうか、実にすばらしい考えなんだよ。
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
覚えずこうべを垂れた悟浄の耳に、美しい女性的な声——妙音みょうおんというか、梵音ぼんおんというか、海潮音かいちょうおんというか、——が響いてきた。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)
つながれ行きてぞ妙音よきね世をばふるふ。
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
いたみそ、くに妙音よきねなみ白銀しろがね
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)