“みょうおん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妙音83.3%
名音16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わしの耳には、そのまま仏界ぶつかい妙音みょうおんともきこえたのじゃ。鐘をつくなら、あのようにつきたいものじゃのう。何も遠慮えんりょすることはない。みんなの心得にもなることじゃ。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
呂昇ろしょう大隈おおすみ加賀かが宝生ほうじょう哥沢うたざわ追分おいわけ磯節いそぶし雑多ざったなものが時々余等の耳に刹那せつな妙音みょうおんを伝える。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
奈良県吉野郡よしのぐん掖上村わきかみむら茅原かやはら茅原寺ちげんじと云う真宗の寺院があった。其の寺院は一名吉祥草院きっしょうそういん。其処に役行者えんのぎょうじゃ自作の像があって、国宝に指定せられているが、其の寺院に名音みょうおんと云う老尼がいた。
法華僧の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)