“呂昇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろしょう50.0%
ろしよう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちにまた鶯のことがかえってくると、今度はそれに織りまぜて、呂昇ろしょうを久しく聴かないなと思ったりした。
豊竹呂昇 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
呂昇ろしょう大隈おおすみ加賀かが宝生ほうじょう哥沢うたざわ追分おいわけ磯節いそぶし雑多ざったなものが時々余等の耳に刹那せつな妙音みょうおんを伝える。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
支那、馬来マレイ瓜哇ジヤワあたりの売春婦のつうを話した人もあつた。蓄音機が持出されて僕に初めて呂昇ろしようを聴かせてれたよるもあつた。航海中は笑はされるのが何よりい。真面目まじめな話は禁物きんもつである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
最後は呂昇ろしようの柳だが、義雄は勿論、大野もそれを聽く氣にならなかつた。