“呂宋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ルソン77.4%
るそん19.4%
ルスン3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしそれ日本人の呂宋ルソンに住するもの三千人に過ぎたりという、また以て如何いかに我が同胞が海外に膨脹しつつあるかを知るに足らん。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「もう内地では、うまい儲けはありっこない。呂宋るそん助左衛門とか、茶屋助次郎といった人のように、るかるかで海の外へ出かけなければ」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……だいたいこれだけのものですが、中には隙を見て海に飛びこもうとする奴もあれば、同心や船頭を斬りころして船を盗んで呂宋ルスンまで押しわたろうなんて、えらいことをたくらむ奴もある。
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)