『顎十郎捕物帳（あごじゅうろうとりものちょう）：13 遠島船（13 えんとうぶね）』

初鰹 「船でい」 「おお、船だ船だ」 「鰹をやれ、鰹をやれ」 「運のいい畜生だ」 「おうい、和次郎ぬし、船だぞい、おも舵だ」 文久二年四月十七日、伊豆国賀茂郡松崎村の鰹船が焼津の沖で初鰹を釣り、船梁もたわむほどになって相模灘を突っ走る。八挺 …

著者	久生十蘭
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約26分（500文字/分）
朗読目安時間	約43分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

炊（だ） 遽（あわた） 溜（だま） 呂宋（ルスン） 序（じょ） 流（ながし） 紅（くれない） 凪（なぎ） 同腹（どうふく） 地方（じかた） 敷（しき） 束（たば） 為（ため） 睦（むつま） 科（しぐさ） 竈（へっつい） 舳（みよし） 船路（ふなじ） 茫乎（ぼうこ） 術（て） 赭熊（しゃぐま） 音（おと） 丑松（うしまつ） 乾児（こぶん） 仄白（ほのじろ） 伏鐘（ふせがね） 佃島（つくだじま） 元場（もとば） 冥土（めいど） 切干（きりぼし） 初鰹（はつがつお） 前口（まえぐち） 助松（すけまつ） 口（くち） 夜詰（よづめ） 子亥（ねい） 安気（あんき） 山猿（やまざる） 川魚（かわうお） 巻紙（まきがみ） 帆綱（ほづな） 常式（じょうしき） 御浜（おはま） 払暁（ふつぎょう） 技（わざ） 拝啓（はいけい） 新堀（しんぼり） 時化（しけ） 曳船（ひきふね） 未申（ひつじさる） 染藍（そめあい） 柱床（はしらどこ） 棚縁（たなべり） 植溜（うえだめ） 楫取（かじとり） 楯（たて） 櫓杭（ろぐい） 毛抜（けぬき） 気障（きざ） 水主（かこ） 水先（みずさき） 水夫（かこ） 油灯（ゆとう） 洒落（しゃれ） 清蔵（せいぞう） 測（はか） 漁師（りょうし） 漂（ただよ） 濁（にご） 灘（なだ） 火急（かきゅう） 炭粉（すみこ） 焔硝（えんしょう） 焼判（やきばん） 焼津（やいづ） 煎（せん） 物怖（ものおじ） 真南（まみなみ） 矢帆（やほ） 硯（すずり） 祝儀（しゅうぎ） 禁物（きんもつ） 稚顔（おさながお） 積（つも） 竜頭（りゅうず） 粗木（あらき） 糠（ぬか） 納得（なっとく） 綺麗（きれい） 締場（しめば） 繩上（なわあげ） 群来（くき） 舵（かじ） 船印（ふなじるし） 船子（ふなこ） 船手（ふなて） 船梁（ふなばり） 船胴（ふなどう） 船脚（ふなあし） 船腹（ふなばら）

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