“水先”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずさき66.7%
みづさき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大帆も矢帆やほ小矢帆こやほも、かんぬきがけにダラリと力なく垂れさがって、かじ水先みずさきもないように波のまにまにただよっている。
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
船長はビクトリアでやとい入れた水先みずさき案内と二人ならんで立っていたが、葉子を見るといつものとおり顔をまっにしながら帽子を取って挨拶あいさつした。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
音信おとづれも無し、影も無し。たゞ水先みづさき小判鮫こばんざめ
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
音信おとづれも無し、影も無し。たゞ水先みづさき小判鮫こばんざめ
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)